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全館空調 宿泊体験 第2回:広瀬リノベーションスタジオのご説明

2023年06月06日
日常

広瀬リノベーションスタジオは、昭和戦後のお家をリノベーションした建物であること。
高気密・高断熱であること。
全館空調システムがあること。
リフォームするなら、窓が大切であることなど。色々とお話が弾んでおります。

お父様「全館空調って、ずっと話をしていたやつか?」

息子様「そうだよ。」

お父様「そんな大層なもの、壊れたとき大変じゃないか?」

息子様「今回は、全館空調+高気密・高断熱の家の体験だから、しっかり体験して(笑)」

三幸建設「家庭用のエアコン1台で、全館を一定の温度に保っているんです」

お父様「エアコン1台で?。でも、エアコン付いていませんよね?。」

三幸建設「空調室が別に設けてあり、そこに家庭用エアコンが1台ついています」

お父様も、エアコン1台で全館を同じ温度にすることが不思議なそうで、空調室を御覧いただきました。

三幸建設「こちらが空調室となっております。中にエアコンとダクト用の換気が備わっています。」

お父様「へー、こんなところにエアコン1台入っているんですね。このファンとダクトは何ですか?」

息子様「このダクトでリビングや部屋に空気を送っているんだって」

三幸建設「はい。このダクト1本1本が各部屋に空気を送っています。また、室内の空気もこの空調室に再度もどってきます。」

お父様「ダクト大きすぎない?こんな大きいのつけるの?音がうるさいんじゃないの?。」

息子様「そんなことはとりあえず置いといて、エアコン1台で家中快適な温度なんだよ。これを体験しにきたんだから。」

お父様「はい。はい」

三幸建設の「全館空調マッハシステム」は、家庭用エアコン1台と一般流通している換気扇で実現しています。
これは言い換えると、高価な専用システムで運用していないということです。
メンテナンスが容易であり、システムもシンプルです。
また、ダクトの直径も大きいのが特徴で、このダクトの大きさにより、熱交換された新鮮空気と空調した循環空気とミックスされた少温度差で大量の空気が館内を流れるためエアコン特有の不快な風を感じずにクリーンな空気を24時間供給できています。

リビングに戻ってきて、おくつろぎいただいてお父様と自宅の話で談笑させていただきました。

お父様「縁側があってね〜。つぎも縁側をいい感じに残したいなぁ」

息子様「お父さん、そう言えばエアコンとダクトの音、きこえる?」

お父様「いや、全然しないね。動いているんだよね?」

三幸建設「はい、24時間365日稼働していますので」

お父様「静かですね〜。そうそう、親父と家建てるとき。大工さんが・・・・」

お話は続くようです。

息子様「三幸建設さん、そう言えば温度を見ることができるんですよね?」

三幸建設「はい。こちらの機械で部屋の床・壁・天井・窓の表面温度をみることができます」

エアコンの設定温度を上げても寒いのは、空気を温めても表面温度が低いので体感温度が低くなってしまうことが原因です。高気密・高断熱にしても床・壁・天井・窓の表面温度が上がればエアコンの設定温度が20℃程度でも暖かく感じます。
だから、全館空調しても増エネ・光熱費増リスクを軽減できるのです。

広瀬リノベーションスタジオでは、全館空調マッハシステムを体験して頂く際に、お部屋の各所の温度を見ることができる温度計を用意していますので、ご自由に見ていただくことができます。

皆様が、よくチェックする人気の場所
・玄関
・脱衣室
・天井
・畳
などです。

お父様「これを計りたい場所に向けて押すのですね。床は24℃。なるほど。天井は25℃」

お父様「玄関もあたたかいのかな?。どれどれ」

三幸建設「玄関部分は多少下がりますが、他は温度差1−2℃で保たれています」

息子様「脱衣室も計ってみたら?自宅は寒いからさ」

お父様「そうだな。うちは寒いもんな。脱衣室の床は24℃。リビングと同じですね。そういえばリビングは、どこに空調の吹出口があるのですか?」

三幸建設「こちらにあります。白い壁の部分についています。」

お父様「目立たない場所にあるんですね。どれどれ、温度は・・・。室温も一定ですごいですね」

三幸建設「ありがとうございます。宿泊体験ですので、お風呂に入っていただけます。タオルなどご用意させていただいています。また、お持込みいただいても大丈夫です。息子様から【ヒートショック】を回避してあげたいので、お風呂とあわせて全館空調をお父様に体験させたいとのお話がありましたので、お風呂に入っていただくことになっています。」

ヒートショックは近年、テレビなどでも取り上げられることが多くなっておりますが、「急激な気温の変化で血圧が上下し、主に心臓や血管などの身体にダメージを受けること」をいいます。
厚生労働省の研究によると、近年高齢者の不慮の溺水・溺死は「交通事故死亡者」数よりも多くなっています。
令和元年の家や居住施設の浴槽における死亡者数は4,900人以上にものぼります。
浴槽における溺水・溺死事故以外も含めたヒートショックが原因となった死亡数は推計19,000人。高齢化が進む今後さらに増える可能性が高いと言われています。
和歌山は温暖だからと家の断熱性は軽く扱われてきた事と高年齢化率が高い事が相まってヒートショックによる死亡リスクは、全国4〜5番目に高い県となっています。

出典:一般社団法人 日本サスティナブル建築協会「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査」
出典:濱田直浩ほか 人口動態統計を用いた疾患発生に関する研究その5月平均気温・住宅の地域性が疾患発生・入浴死に与える影響の分析。空気調和・衛生工学会大会学術講演 論文集(2012)

■都道府県別疾患リスク
高断熱住宅の普及率が高い寒い地域ほど、血管系や呼吸器系の疾患リスクが少なく、普及率の低い温暖な地域ほどリスクが高まる傾向にあります。
不慮の溺水溺死は主に住宅の断熱性が低いことによるヒートショックが原因だと考えられています。

そういったヒートショックを予防するにも、高気密・高断熱の住宅が注目されています。

つづく。